黒鯛JV

久しぶりにメーカーさんの竿を買いました
黒鯛工房　黒鯛師THEヘチセレクション V-SPEC ZOOM　250/275です。



何故にメーカーさんの竿を買わなかったかと言うと、ズバリ言って欲しい竿、使いたい竿が無かったですよ。
それでカスタムロッドに手を出して、ここ4年はいろんな竿を改造して使ってました。

ところが今回のNEWモデルでは「使ってみたい!」と思える竿が出ました
でもじつは黒鯛工房の竿を使うのも初めてなんですよ
(ちゃんと竿だけは持ってるんですが…一度も使ったことありません)

僕の知ってる限りでは、ズーム機構のついたヘチ竿を作ってる会社は一社だけ、しかも調子がチョーいいかげん
今回の竿は期待持てますよ


まずは、箱から出して「えっ!?」
#2が収納できないんですね
ちょうどがまかつのへちさぐりと同じパターンです。
しかも穂先だけ収納できることに気がつかず、使用後の移動時いきなり穂先折っちゃいました
穂先だけは必ず収納するようにしましょう
ただし、竿栓も無いですから、穂先がゆるんで飛び出した時はアウトかもしれません
それから2ピースになるわけですが、竿袋はついてません。
ロッドベルトはありましたけど、僕的にはケースが良かったかなー?


さて、そんなことより実釣のほうが大切です
先日さっそくベイヘチで使ってみました。

僕と一緒にベイヘチした人はわかると思うんですが、とにかく陸でやるよりうんとハードな釣りです。
アクロバティックな体勢とか、ジャングルのようなパイルの中でのやりとり、場合によっては大型さえゴボウ抜きしなくちゃいけないようなシーンだってあります。
だからと言って、やたら剛竿では面白味が無いですし、ギリギリの線で竿のパワーを生かしつつ、アタリからアワセの動作にも無理なくスムーズな調子が欲しいところです。

それでこの竿ですが、素晴らしかったです
まず軽い
ズームを伸ばしても軽い
実際ズームを伸ばすシーンは無かったけど、250でずっと楽しめました。

そしてアタリ→アワセ→ヒットまでの一連がなめらかなイメージです。
よく硬い竿使うと、アワセの瞬間がキツ過ぎてヘタすると魚が飛び出してくるなんてことも…
アワセる瞬間はソフトに、その後は竿のパワーでしっかりと言った表現なのかな?
とても気持ちいい感じでした。

そして魚が掛かってからの竿の曲がり具合、バッドのパワーが非常に良くチューニングされてると思います。
ジャングルパイルで何度もやられそうになりましたが、ほんのわすがな操作でナイロン道糸2号、ハリス3号のアンバランスタックルでも一度も切られることもなくパーフェクトキャッチできました。



但し、これだけはちょっと不満が…


軽量ヒジ当てがついてますが、これが痛い
無理に体勢で掛けると、薄い部分が腕に突き刺さり、魚の締め込みパワーで僕の腕は青アザになっちゃいました
10枚釣った時点で、もうヒジ当ての当たる部分が痛くて釣りができなくなるほどです
いっそのことベイチヌなどでは無いほうがいいかも???
もしくは長袖着てやるか、当たる部分にサポーターつけるか、ヒジ当てそのものを自分で作るかですよね

それとズームを伸ばした時、一番元のSICガイドとリールの距離が長すぎるかな?
構造上仕方ないかもしれないけど、もうひと工夫あるといいような気がします。


まぁ、能書きをダラダラ書き綴ってみましたが、竿の性能としてはですね
陸っぱりでもズームのおかげで楽しめそうです。

これで225/250モデルがあれば最高なのになぁ～